GWらしく

一昨日昨日と岩手県花巻市で開催されていた土澤アートクラフトフェアの出店を終えて行きも帰りもGWらしく寄り道しながらのんびりと帰宅しました。

時間を戻して前日搬入が16:30~と言われていたので5月3日早朝に自宅を出発。
行きと帰りが同じ道もつまらないので行きは国道252号(奥会津)~国道13号で山形を北上、尾花沢あたりから国道47号で宮城に入ってからは某出店者さんがおっしゃっていた仙台を抜けると1ケタの国道とは思えない国道4号を北上して新しく平泉にできた道の駅と近接の平泉ガイダンスセンターを見学。
平泉の歴史のさわりを知って、もしかしたら?何年後かの大河ドラマ?が頭に浮かびました。
そのあと今回の遠出の的の一つ「牛の博物館」に立ち寄りました。

名種牛和人号のはく製がお出迎え
古代牛の化石
年齢別の牛の歯の標本
地元なんだけど初めて見た小千谷市の牛の木のおもちゃ

「牛」(前沢牛)をテーマに牛の祖先の化石やら世界の牛たちの紹介やら牛のおもちゃや牛と人間との関わりとかの展示がされていて「牛の博物館」なんてマニアックすぎて見学者は私一人じゃないかななんて油断していたらGWということもあるのか?大勢見学されていました。
その展示品の中にインドネシアのイカットの地機がそのまんま展示されていて感動しました。

当時織子さんも来日されたとのことです

インドネシアのトラジャ地方は牛と人間の関係が密接で信仰もされているとのことです。
↑はトラジャカット(経絣)と呼ばれていてケースに収められることもなくそのまま直置きに展示されていたので糸の感じや織り道具の観察なんかを間近に見ることができて幸せなひと時でした。
これも牛が引き合わせてくれたご縁なのかもしれません。

本番の土澤アートクラフトフェアの出店の様子はこんな感じ
いつもの桜並木の列の一画に出店させていただきました。
今年は暑いくらいの穏やかな天気だったので桜の大木の下でとても気持ちの良い2日間でした。
土澤駅周辺の街中は本当にすごい人出だったらしいですけども萬鉄五郎美術館はそこから少し外れた坂の上にあるのでそこまでの人が押し寄せることもなくのんびりと出店させていただきました。
暑い中坂道を登ってきて下さってお買い上げお立ち寄りいただいた皆様ありがとうございました。
スタッフの皆様お世話になりました。ありがとうございました。
楽しみにしていたSL は客車の老朽化のため今年から運行しなくなったということでがっかりしました。
ぜひ花巻市、遠野市、釜石市で力を合わせて客車製造をお願いします!(1市1両割り当てで?)

2日間の出店を無事終えて帰りは新潟市岩室民俗資料館を目指して、花巻から国道107号で秋田県横手市に入ってそこから真室川を通って国道47号で鶴岡まで行ったらあとはひたすら新潟に向けて南下しました。
新潟市岩室民俗資料館には3月に新潟県歴史博物館で開催された新潟の木綿の特別展示に結構な資料を提供されていた地元コレクターさんの大量のコレクション品が保存展示されていました。
幸運なことにお邪魔したらコレクション品を手に取らせてくれてここでも幸せなひと時を過ごすことができました。
新潟県歴史博物館では立派なガラスケースに収納されていて手に届かない遠い存在だったのが自分の手で前後ろ裏表を触っているうちに当時野良着を着ていた方々の日々の暮らしや仕事のクセや仕立てをした家族(女性)の織っている時や仕立てをしている時のアイデアや思いなんかを勘違いかとも思うけれどもっと身近に感じられました。
応対してくださった資料館のスタッフさんありがとうございました。


これでGWも終わって明日からはまた日常に戻ることになりますが…今週末は長岡クラフトフェアに出店したりするので、これからもちょっとづつささやかに楽しんでいけたらと思っています。