物語を紡ぐ?

 

昨日は三条市某所に用事に行く道すがら長岡市郊外にある新潟県立歴史博物館で25日まで開催中の「越後の木綿いまむかし」の企画展を見に行きました。
天皇誕生日の休日ということで道も館内も結構混んでいました。

中は撮影禁止のためご紹介はできませんが…江戸後期くらいから新潟市周辺~長岡市の信濃川沿いあたりくらいで綿花栽培がおこなわれていた等の記録を頼りに当時から昭和にかけての県内で織られた木綿製品は材料はそれで賄われていた的な思いを馳せさせるような流れに乗せられる感があったけど、はたして?綿糸として利用されるくらいの良質の綿花が栽培されていたのか?(大方は綿として利用される?)そして当時は北前船等で関西の方からも綿花綿糸が入ってきていたんじゃないかな?もちろん戦後になってからは外国産綿糸一択だろうとか私も勝手な妄想を膨らませました。

以前のブログでも書き込んだことがあるけれど、時として博物館展示の内容や説明は誰かやどこかの団体の思惑に沿う物語りを紡ぎ出しているような?と染織展示に関しては感じることが度々あります…

そんな中で昭和35年に新潟市で撮影されたおばあちゃんが綿花から糸づくりをして整経作業等の機準備をしてからの高機での手織り作業風景を記録した映像や下越地方の昔の野良着の展示は私的には愛おしかったです。
明日までの展示になりますので皆さんもどうぞ ↓は落ちていた画像から

カタイレモッコ
裂き織りの袖なし